【当事者】パニック障害とは?原因・症状・治療方法まとめ

パニック障害

こんにちは、パニック障害の当事者として発信をしているハルです。

「パニック障害」という言葉を聞いたことはありますか?

おそらく、多くの方が聞いたことはあるでしょう。けれど、それが実際にどんなものなのか、本当のところはあまり知られていないかもしれません。

私自身、この病気を経験するまでは、ただの「神経質な人」や「ストレスに弱い人」がなるものだと思っていました。でも、ある日突然、それは私の身に起こりました。最初に発作が起きたのは、一人で家にいる時でした。

当時、まさかこれがパニック障害の発作だなんて思いもしませんでした。突然、心臓が激しくドクンドクンと脈打ち始め、呼吸が苦しくなり、体が震え出しました。

「このまま心臓が止まってしまうんじゃないか?」

「呼吸ができなくて、このまま死んでしまうんじゃないか?」

私は本当に死ぬかもしれないと本気で思いました。医師によると、パニック発作で命を落とすことはないそうですが、あの「本当に死にそうな経験」は、未だに忘れられません。

今回は、パニック障害の当事者である私が、そのリアルな感覚を正直に伝えたいと思います。もし今、同じような不安を抱えている方がいたら、「一人じゃないよ」と伝えたい。そして、周りの方も、この病気への理解を深めるきっかけになれば嬉しいです。

<注意>
本記事は、パニック障害の当事者としての経験談をまとめたものです。医療的な助言や診断、治療を目的としたものではありません。症状でお悩みの方は、必ず専門の医療機関にご相談ください。

パニック障害って、どんな病気?

パニック障害は、突然、理由もなく激しいパニック発作に襲われる病気です。

「パニック障害とは」と聞かれても、発作を経験したことがない人には、その本当の恐怖は伝わりにくいかもしれません。私の場合、発作の最中は、心拍数の増加やめまい、過呼吸、手足のしびれなど、さまざまな身体症状が同時に現れました。

そして、この発作を一度経験すると、「また発作が起きたらどうしよう」という強い予期不安に襲われるようになります。これがパニック障害の厄介なところです。発作が起きやすい場所(電車、人混みなど)を避けるようになり、行動範囲がどんどん狭くなっていきました。

原因は?なりやすい人の特徴は?

「パニック障害 原因」と検索する方も多いと思いますが、はっきりとした原因はまだわかっていません。

ただ、強いストレス過労睡眠不足などが引き金になることが多いと言われています。私の場合も、発症前に仕事でのプレッシャーや人間関係のストレスが重なっていました。

また、真面目で責任感が強い人、完璧主義な人、周りに気を使いすぎる人など、「パニック障害になりやすい人の特徴」というものがあるとも聞きます。正直に言うと、私自身もこれらの特徴に当てはまる部分がたくさんありました。人に頼れず、すべてを一人で抱え込もうとしてしまう。そんな性格が、心と体に大きな負担をかけていたのかもしれません。

そして、当事者として、パニック障害に悩む人に対して「言ってはいけない言葉」があると感じています。

「気の持ちようだ」「気にしすぎだよ」

こう言われると、まるで「自分の心が弱いからだ」と責められているように感じてしまいます。パニック発作は、意思の力でどうにかできるものではありません。本当に体と心の機能がコントロール不能になるんです。

代わりに、「大丈夫だよ」「少し休もうか」といった、ただ寄り添ってくれる言葉に救われました。

専門家に頼ること、そして日々の向き合い方

私自身、パニック発作を繰り返す中で「これはもう、自分の力だけではどうにもならない」と感じ、意を決して専門医の元を訪れました。

そこで「パニック障害」と正式に診断され、医師と相談しながら少しずつ治療を進めていくことになりました。最初は「薬を飲むのは怖いな…」という不安もありましたが、専門家のサポートがあったことで、少しずつ気持ちが楽になっていきました。

治療の過程で私がわかったのは、パニック障害は「心の病気」であると同時に、「体の病気」でもあるということです。心と体が互いに影響し合っているため、両方からアプローチすることが大切だと学びました。

発作を完全にゼロにすることは難しくても、日々の生活の中で工夫することで、その頻度や強度を減らすことができます。

パニック障害と上手に付き合っていくための具体的な方法や、私が実際に使って助けられたこのアプリについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。もし、少しでもご興味があれば、ぜひ読んでみてください。

最後に

パニック障害と診断されても、それは人生の終わりではありません。

たしかに、発作は怖いし、不安な気持ちは尽きないかもしれません。でも、この病気は必ずよくなります。焦らず、ゆっくりと、自分のペースで回復に向かうことができます。

もし今、あなたが不安の真っ只中にいるなら、まずは「自分を責めないで」と伝えたいです。そして、「一人で抱え込まないで」と。頼れる人がいないと感じたら、私たちのような当事者の経験や、専門家の力を借りてみてください。

きっと、あなたの道は開けます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました