パニック障害と芸能人|公表している人のエピソード

パニック障害

こんにちは、ハルです。私はパニック障害と向き合っている当事者のひとりです。
突然やってくる発作の恐怖は、経験した人にしかわからない苦しさがあります。でも実は、多くの有名人も同じように悩み、そして公表していることをご存じでしょうか?
今回は、そんな有名人たちのエピソードを集めてみました。同じ当事者として「自分だけじゃないんだ」と思えた体験を、皆さんにもシェアしたいと思います。

中川家・剛

お笑いコンビ「中川家」の剛さんは、若手時代に突然パニック障害を発症したそうです。胸が苦しくなり、電車や新幹線に乗ることが怖くなり、各駅停車でしか移動できない日々が続いたといいます。本人は「死ぬかと思った」と当時の恐怖を語っています。医師から「あなたは普通です」と言われたことで救われたそうで、徐々に舞台復帰を果たしました。今では経験を笑い話に変え、「各停でも一歩ずつ進めばいい」と、同じ症状に悩む人へ励ましを送っているそうです。

IKKO

美容家のIKKOさんは、39歳のときにパニック障害を発症したことを明かしています。発作時は「死ぬかと思った」と語るほどの強烈な恐怖を感じたそうです。華やかなステージ姿とは裏腹に、表に出られないほどの苦しい時期もあったといいます。医師の治療を受けつつ、生活のリズムやセルフケアを積み重ね、仕事を続けてきたそうです。IKKOさんの「どんだけ〜!」という決め台詞は、自分を奮い立たせる言葉でもあったのだと考えると、また違った響きに感じられますね。

長嶋一茂

元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂さんは、現役引退後に不安やストレスからパニック症状に悩まされるようになったそうです。「地球上の空気がなくなったようだった」と呼吸困難の感覚を表現しています。常にビニール袋を持ち歩き、本番中に退席して過呼吸を落ち着けることもあったと語っています。薬や治療に頼る日々を経て、生活習慣や読書で少しずつ回復したそうです。いまでは自由奔放なテレビ出演が多い一茂さんですが、その裏には壮絶な体験があったのだと分かります。

カノックスター(YouTuber)

YouTuberのカノックスターさんは、テレビ出演をきっかけにパニック障害を発症したことを動画で公表しました。突然の動悸や息苦しさに襲われ、撮影すら困難になることがあったそうです。周囲から「元気キャラ」と見られるほど、逆に苦しさを抱えていたと語っています。しかし彼は、その経験を隠さずにオープンに話し、「無理しない勇気も大切」とファンに伝えました。素直に弱さを見せる姿勢が、彼の人気をさらに強めているのだそうです。

夜のひと笑い・こう

人気YouTuber「夜のひと笑い」のこうさんは、2021年に突然活動休止を発表しました。その理由は「パニック障害の悪化」だったと自ら明かしています。数百万の登録者に向けて「悪化する前に休む」と伝えた姿は、多くのファンに安心感を与えたそうです。現在は休養を取りながら、再び笑いを届ける準備を進めているといいます。ネットの世界では走り続けることが評価されがちですが、彼はブレーキを踏む勇気を示した存在だといえます。

おたひか・おた

カップルYouTuber「おたひか」のおたさんは、アイドル時代にパニック障害を発症したことを明かしています。強いプレッシャーからステージに立つことができず、夢を諦めざるを得なかったと語っています。その経験を動画で共有し、「無理して続けることがすべてではない」とファンに伝えました。人生の方向転換をポジティブに受け止めて発信する姿に、多くの共感が集まったそうです。挫折も一つの経験として共有することで、逆に強いメッセージになっているのだといえます。

水溜りボンド・カンタ

人気コンビYouTuberのカンタさんは、長期間の活動の反動で「一時期パニック障害みたいになった」と動画で語っています。さらに突発性難聴にも悩まされ、心身のバランスを崩した時期があったそうです。「休む勇気を持てるようになった」と振り返り、当時の自分を正直に伝えています。元気いっぱいに見える動画の裏で、真剣に呼吸を整えながら活動していたのだと考えると、視聴者も驚かされますね。

きりまる(インフルエンサー)

美容系YouTuberのきりまるさんは、「パニック障害で180度人生が変わった」と動画で明かしています。発作の影響で外出や買い物ができなくなり、日常生活が大きく変わってしまったといいます。治療やセルフケアを重ねることで少しずつ回復し、再び活動を続けられるようになったそうです。現在はファッションやメイクだけでなく、「メンタルを立て直す方法」まで発信しています。リアルな体験談が、同じ悩みを抱える人々の支えになっているようです。

Ariana Grande(アリアナ・グランデ)

世界的ポップスターのアリアナ・グランデさんは、2017年のマンチェスター爆破事件をきっかけにPTSDとパニック発作に悩まされるようになったと公表しています。事件後はステージに立つだけで動悸や息苦しさに襲われることもあったそうです。SNSやインタビューで「パニックに襲われた」と率直に語り、涙を流しながらファンの前に立ったこともあったといいます。療法や周囲の支えを受けながら活動を続け、「心のケアも大切にしてほしい」とファンに呼びかけているそうです。

Adele(アデル)

圧倒的な歌声で知られるアデルさんも、実は人前に出ることを強く恐れていたそうです。過去には大規模コンサート前に過呼吸や震えに襲われ、パニック発作のような症状で舞台に出られなかったこともあるといいます。そのため、公演前には必ずルーティンを行い、心を落ち着けてからステージに立っているそうです。アデルさんは「パニックに襲われることがある」と率直に明かしており、華やかな舞台の裏に人間らしい弱さがあることを示しています。歌声だけでなく、その正直さも多くの人を惹きつけているのだそうです。

Emma Stone(エマ・ストーン)

映画『ラ・ラ・ランド』『アメイジング・スパイダーマン』『バードマン』などで知られるハリウッド女優のエマ・ストーンさんは、7歳の頃に初めてパニック発作を経験したと公表しています。「突然息ができなくなって死ぬかと思った」と当時を振り返っているそうです。子ども時代から強い不安に悩まされ、セラピーを受けながら少しずつコントロールできるようになったといいます。演技の世界に入ったことで「今に集中する訓練」になり、症状の克服にもつながったと語っています。華やかなスクリーンでの輝かしい姿からは想像できませんが、心の葛藤を率直に伝えてきたことが、多くのファンの共感を呼んでいるそうです。

まとめ

今回は、パニック障害を公表している有名人の体験談を紹介しました。
華やかな舞台で活躍する人たちも、私たちと同じように不安に悩み、葛藤しながら日々を過ごしているのだと分かります。
当事者として、こうしたエピソードはとても勇気づけられるものです。
パニック障害は決して特別なものではなく、一人で抱える必要もありません。
もし同じ悩みを持つ方がいたら、私と一緒に、少しずつ前に進んでいきましょう。

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