パニック障害とは?私が経験した発作の症状と乗り越える方法

パニック障害

こんにちは、ハルです。

「パニック障害って、どんな病気なんだろう?」

2025年6月、私は突然パニック障害を発症しました。それまで「パニック障害」という言葉は知っていましたが、まさか自分がなるとは思っていませんでした。突然襲ってきた発作の恐怖は、今でも忘れることができません

もしあなたが「パニック障害かもしれない」と感じているなら、きっと私と同じような不安を抱えているのではないでしょうか。私の体験を通して、パニック障害とは何か、そして乗り越える方法についてお話ししたいと思います。

【ご注意】
本記事は、パニック障害を経験した当事者である私の体験談に基づいています。これは医療的な助言や診断を目的としたものではありません。もしご自身や大切な人に気になる症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。

パニック障害とは?私が経験した発作の症状

パニック障害とは、突然激しい不安や恐怖に襲われる病気です。私の場合、2025年6月のある日、突然パニック発作が起きました。それまで何の前触れもなく、普通に生活していたのに、突然体が動かなくなったんです。

パニック発作の症状は、以下のようなものでした:

動悸:心臓がバクバクして止まらないかと思う
過呼吸:息ができなくて窒息しそうになる
冷や汗:全身が冷たくなって震える
背中のゾクゾク感:背中がぞわぞわして気持ち悪い
めまい:立っていられない、倒れそうになる

特に印象的だったのは、「本当にこのまま死ぬんじゃないか」という恐怖でした。理由もわからず体が動かなくなり、強い不安に飲み込まれる。それは、経験した人にしかわからない絶望感でした。

発作は通常10-30分程度で治まりますが、その間は本当に地獄のような時間でした。そして、またあの発作が起きたらどうしようという「予期不安」が常に私を苦しめていました

パニック障害の原因と私の状況

パニック障害の原因は、まだ完全には解明されていませんが、国立精神・神経医療研究センターによると、以下のような要因が関係していると考えられています:

ストレス:長期間のストレスが蓄積される
遺伝的要因:家族にパニック障害の人がいる場合
脳内の神経伝達物質の異常:セロトニンやノルアドレナリンのバランスの乱れ
性格的要因:完璧主義や責任感が強い人に多い

私の場合、2022年の離婚から続いていたストレスが、2025年6月にパニック障害として現れたのだと思います。それまで我慢していたストレスが、限界を超えて体に現れたんだと思います

特に、以下のような状況が重なった時に発作が起きやすかったです:

人混みの中:電車やショッピングモールなど、逃げ場がない場所
閉鎖的な空間:エレベーターや会議室など、閉じ込められた感覚がある場所
ストレスが溜まった時:仕事でプレッシャーを感じた時
睡眠不足の時:体調が悪い時は特に発作が起きやすかった

私が試した乗り越える方法

パニック障害を乗り越えるために、私は様々な方法を試しました。完璧な解決策はありませんでしたが、少しずつ改善していくのを実感できました

1. 医師の診断と治療
まず最初にしたのは、心療内科を受診することでした。医師からパニック障害と診断され、抗不安薬を処方されました。薬の効果は絶大で、発作の頻度が大幅に減りました厚生労働省の情報でも、パニック障害の治療には薬物療法と心理療法の組み合わせが効果的とされています。

抗不安薬:発作が起きそうな時に服用
抗うつ薬:根本的な治療のために継続服用
定期的な通院:月1回の診察で経過を確認

2. 呼吸法の練習
パニック発作が起きた時の対処法として、呼吸法を練習しました。4秒で息を吸って、8秒で息を吐く呼吸法が特に効果的でした

腹式呼吸:お腹に手を当てて、ゆっくりと呼吸する
カウント呼吸:数を数えながら呼吸に集中する
日常的な練習:発作がない時も毎日練習する

3. 認知行動療法

心理カウンセラーとの面談で、認知行動療法を受けました。これは、パニック発作に対する考え方を変える治療法です

発作の記録:いつ、どこで、どんな時に発作が起きたかを記録
思考の記録:発作が起きた時の考えや感情を記録
現実的な考え方:「死ぬことはない」という現実的な考え方を練習

4. 段階的な暴露療法
怖い場所を避けるのではなく、段階的に慣れていく治療法です。最初は短時間から始めて、徐々に時間を延ばしていきました

電車に乗る練習:1駅だけ乗って降りる
人混みに慣れる練習:短時間だけ人混みの中を歩く
エレベーターの練習:1階だけエレベーターに乗る

5. 生活習慣の改善
パニック障害の改善には、生活習慣の改善も重要です。

規則正しい生活:毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝る
適度な運動:散歩やストレッチなど、無理のない運動
十分な睡眠:7-8時間の質の良い睡眠を取る
ストレス管理:瞑想や趣味など、ストレスを発散する方法を見つける

6. サポートシステムの構築
一人で抱え込まず、周りの人に理解してもらうことが大切です。家族や友人にパニック障害について説明し、サポートしてもらえる環境を作りました

家族への説明:パニック障害について詳しく説明
職場での理解:上司や同僚に状況を説明
友人のサポート:外出時は友人に付き添ってもらう

効果を実感できた変化

これらの治療法を続けて6ヶ月が経った頃、パニック障害の症状が大幅に改善されました。具体的には、以下のような変化を感じました。

発作の頻度が減った:月に数回だった発作が、数ヶ月に1回程度に
発作の強度が弱くなった:以前ほど激しい発作は起きなくなった
予期不安が軽減された:「また発作が起きるかも」という不安が減った
外出できるようになった:電車や人混みも、以前ほど怖くなくなった

特に印象的だったのは、「また発作が起きたらどうしよう」という予期不安が、ほとんどなくなったことです。それまでは常に不安を抱えていたのですが、今では普通に生活できるようになりました。

現在の状況と学んだこと

パニック障害を発症してから1年が経った今、症状はほぼ完全にコントロールできるようになりました。たまに不安を感じることはありますが、発作が起きることはほとんどなくなりました

この経験を通して学んだのは、パニック障害は治らない病気ではなく、適切な治療を受ければ必ず改善できるということです。そして、一人で抱え込まず、周りの人に理解してもらうことが大切だということです。

もし今、あなたがパニック障害で悩んでいるなら、まずは専門家に相談してみてください。一人で悩まなくても大丈夫です。必ず解決の道が見えてきます。

最後に、同じ症状で悩んでいるあなたへ

パニック障害は、決して珍しい病気ではありません。私も最初は「なぜ私だけ?」と思っていましたが、実は多くの人が経験している病気なんです。

大切なのは、一人で抱え込まないことです。医師に相談したり、信頼できる人に話を聞いてもらったりすることで、必ず解決の道が見えてきます。

あなたの苦しみは、必ず理解してくれる人がいます。その人たちと一緒に、少しずつでも前に進んでいきましょう。

パニック障害は、乗り越えられる病気です。一緒に、少しずつ前に進みましょう。

ハル

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